こんにちは。カロンです。
今年、『スプラウトにんにく』にハマり、水耕栽培しました。
育て方として正解かどうかは分かりませんが、割と綺麗に育ったのでその記録を書いていこうと思います。
スプラウトにんにくとは、普通のにんにくと違って既に皮がむいてあり、
にんにく本体から芽と根っこが出ているものです。
こんなかんじ~。
まな板が生活感あふれていてすみません…(;゚Д゚)
スプラウトにんにくは、通常のにんにくよりも栄養価が高く、鉄分をはじめとした沢山の栄養素が詰まった食材です。
にんにくが発芽しようとする時に、「芽の栄養にするぞー!」と踏ん張って、様々な良い成分を自ら作り出すらしいです。
一時期はスーパーフードとしてメディアでも取り上げられていました。
このスプラウトにんにく、何が良いって味が良いんですよね。。
私は、普通のにんにくよりも芽や根っこの食感が好きです。
次の日に臭いが残りにくいのも良いです(^^)
よく「スプラウトにんにく」をスーパーで買っていたのですが、
これって自分でも育てられないのかな?と思い、今年の夏、水耕栽培に挑戦しました。
行き当たりばったりで始めた水耕栽培でしたが、2018年7月から10月現在までコンスタントにスプラウトにんにくを収穫しているため、ブログにその方法を記録しておこうと思います。
★用意するもの
・適当なプラスチック容器(写真に写っているのはきざみネギの容器)
・百均で買ったスポンジ(色が濃いところが無いスポンジの方が切りやすくて安全かも…。)
・にんにく
1.にんにくをバラして、皮を剥きます。薄皮までそーっと取り除きます。
薄皮を剥く時に爪が刺さったり、衝撃を与えると、あとでにんにくに赤っぽい色が出て傷になります。
(傷があっても見た目が悪いだけで食べられます。)
にんにくの底の方は土がついて汚れているように感じたため、自分はカッターで薄く削り取りました。
2.スポンジにカッターナイフなどで切れ目を入れます。
色が濃い所が硬くて危ないので注意。
3.スポンジに切れ目を入れたら、その切れ目ににんにくをはさみます。
この時、にんにくの底のところがスポンジの切れ目を突き抜けるようにします。
4.プラスチック容器に水を入れ、スポンジを配置する。
あとは程よく日の当たる屋外に置いて、毎日水を換えればOKです。
このやり方で、まずは実験的に栽培した6個すべて発芽し、11日ほどで採取できました。
根っこや芽の伸び具合はお好みで採取できるので、芽が短くても良ければもう少し早く栽培できます。
その後、2回目は28個…といった感じで数を増やしましたが、軒並みうまく発芽しました。
夏の気温で、12日で12cmになりました。
栽培を何度か重ねるうちにプラスチック容器を卵の容器にしてみたりしたんですが、
スポンジを使用せず、卵のゾーンの底ひとつひとつに穴を開けて、卵の容器を重ねて栽培したらこれも良かったです。(^^)
収穫したスプラウトにんにくは、天ぷらにすると美味しいんですよね~。
塩がとても合います。
にんにく好きだけど、臭いが気になって食べられないんだよね~という人に是非おすすめしたいです。
スプラウトにんにく、にんにくスプラウト…どっちが正しい言い方なのだろう…
未だに疑問です。。。
それはおいといて…
自分がスプラウトにんにくを育てていたら失敗した事と、
はたまた成功だった!と思う事の両方があるので紹介します。
×失敗した事
・国産のジャンボにんにくという大粒の品種を6粒ほど試してみたところ、いくら待っても外側が緑色になるだけで発芽しなかった
気温が落ちてきた頃、一個だけ発芽しましたが、それまでに一カ月かかりました。
栽培を始めた頃の気温などの環境が発芽に適していなかったのかもしれませんが、結果、安いにんにくに栽培を戻す事にしました。ちなみに周りが緑になったジャンボにんにくも、スライスして炒めて食べたらとても美味しかったです。やはり匂いが控えめになっていました。
調べてみたら、色が緑になったにんにくは土で栽培した方が育つかも?という情報も出てきました。
・薄皮を剥く時に雑に剥いたら、あとからたくさん赤い傷ができてしまった
とはいえ、たくさん丁寧に剥くのは結構疲れる時もあります。
テレビを見たり、音楽を聴いたりしながら無心でやると楽しいかも。(^-^;)
・にんにくの底を削り取るときに、厚く削りすぎたら成長が遅くなってしまった
底の方が土で汚れているのが嫌で、5mmくらい削ったらなかなか根が生えませんでした…
同じく、芽が出てくる上部に爪が刺さったりして傷が出来ると芽が生えなかったりという事が起きました。
・プラスチック容器を、ところてんの容器でやったら後から水がかなり生臭くなった…
ちゃんと洗ったんですが、容器と水が後からめっちゃ生臭くなったためオススメできません。。。
・できる限り真っ直ぐな状態で固定出来てないと、変な方向に芽が成長してしまう
スポンジを使うと割と真っ直ぐ固定できるのですが、気付くと横に倒れたりしていました。
そのまま芽が出るとおかしな方向に伸びてしまうことがありました。味には影響ないんですけど、育てづらい感じがあったので出来れば真っ直ぐ育った方がやりやすかったです。
○成功した事
・スポンジを使わず、卵の容器に一粒ずつ置いて育成したら水替えが楽になった!
卵の容器の卵ゾーンの底ひとつひとつに穴を開けて、卵の容器を重ねて栽培したらこれは楽でした。
6個入りの容器が一番安定する気がします。
・水は多すぎない方がよく芽が伸びる気がする
最初は可愛いからと水をたっぷりあげていたのですが、どうも根っこばっかり伸びて芽の成長が遅く感じました。
試しに水の量を少し減らしてみたところ、芽の成長に良い影響があったように感じました。
成功と失敗はこんな感じです。
また思い出したことがあれば追加していこうと思います。
市販だとスプラウトにんにくは結構高かったりしますが、安いにんにくでもおうちで育てたら案外発芽して楽しく育てられるかも。
育てるための容器も、自分に合ったものを見つける楽しみもあります。
(お手軽なところだと、お豆腐の容器や、お惣菜のサラダの容器など再利用できます^^)
自家製スプラウトにんにく、結構楽しいですよ~ヾ(´ω`)ノ
作るのはやっぱり面倒かも…って場合はAmazonなどのネット通販でも買えますよ♪
最後に・・・・
にんにくは、激安でネットに大量に入ったものが売られていたりしますよね。
そういったものは大体が中国産です。
私もスプラウトにんにくを育てる際には、主に中国産の安いものを使用しています。
しかし、中国産にんにくには、安全性を疑問視する声もあるようです。
具体的に例を挙げると、
1.売り物にならなくなるのを防ぐため、芽止め剤を使っている。
その薬を使うと発芽しなくなるが、芽止め剤は人体に良くない影響があるとか…
2.中国産のにんにくは小粒なのに対し、日本産のは大きくて味も濃い。中国産のにんにくは栄養不良では?
3.安い理由がよく分からず、怖い。
少し調べるだけでも、こんな意見が目に入ります。
これらの疑問に対し、自分自身も「確かに…」と同意する部分が少なからずありました。
なので、そんな不安と疑問を解消するために!
色々と調べた上で、自分自身の中でそれぞれ答えと言うかそういう考え方が固まってきたため、
自分の場合はこう思うぞ~ってのを書いてみます。
1.売り物にならなくなるのを防ぐため、芽止め剤を使っている。
カロン的見解→今のところ実際にスプラウトにんにくを、別々の会社のにんにくを使って100個以上は栽培していますが、中国産にんにくはほぼ普通に芽が出ています。
今の所…の考えにはなりますが、安いにんにくにはもしかしたら、あれこれ薬を使うようなコストはかけてないのかも? そこは確実なことは分かりませんが…
とにかく芽が出る以上、芽止め剤は使われていないか、もしくは薄くしか使われていないのでは? と個人的には推測しています。
2.中国産のにんにくは小粒なのに対し、日本産のは大きくて味も濃い。中国産のにんにくは栄養不良では?
カロン的見解→これに関しては、私が調べた範囲だと、品種の違いが大きいんじゃないかと思います。
まず、青森県などで栽培されているにんにくは寒冷地に向いた大粒の品種で、味も強いようです。
味が濃くて香りも強いため、にんにくそのものを楽しむ料理に向いているとのこと。
それに対し、中国産のにんにくは九州の暖かい土地でも育てられている、小粒の品種のようです。
こちらはにんにくそのものの風味は寒冷地の品種に比べるとマイルドなため、薬味に使用したり、他の食材を引き立てるのに向いているようです。
栄養不良とかではなくて、品種の違いなんじゃないかな~?
3.安い理由がよく分からず、怖い。
カロン的見解→中国って日本よりもにんにくを使う率が高いのではないかなーと思います。中華料理とか結構にんにく使ってる気が…。
なので、日本よりも国民のにんにくに対する需要が高く、にんにくを栽培するのに日本よりも広大な土地を使って栽培してるのではないかなと思います。
中国産のにんにくを販売している貿易会社のホームページにも、かなり広そうなにんにく畑の写真が載せてあったりしますし。
つまり…日本よりもにんにくの生産量が単純に多いから安くできるのでは…と思っています。
どうしても心配な場合は、同じ輸入品でもスペイン産のものを使用すると心持ちがマシかもしれません。
(スペイン産はここ数年で増えてきましたが、国産よりお手頃な価格で売られていることが多いです。)
個人的にはこんな感じで考えています。
とはいえ、個人的に素人が調べて考えただけの持論であり、自分は農家でもなければ海外の農業に詳しい訳でもないので(;゚Д゚)
あくまでも参考程度でよろしくお願いします。。
ただ、自分がインターネットを使って調べた範囲だと、中国産にんにくに対するネガティブな意見があまりにも多いように感じたので……
自分も一人のブロガーとして自由な意見を書かせてもらいました(=・ω・=)
とにかく自分の食べたいにんにくでスプラウトにんにくライフを楽しむのが一番だと思います。
どんなにんにくスプラウトでも、うまく育てられたら楽しいし、自分で育てたものは美味しく感じると思います。
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございましたヾ(´ω`)ノ
ではまた~
にんにく好きにおススメの商品
・長野県安曇野市の穂高観光食品さんが出してる甘めの味噌が美味しいにんにく味噌です。
卵黄入り味噌がご飯に合います。着色料は人口着色料ではなく、パプリカ色素を使用しています。
・猿梅本舗さんのかつお梅にんにくです。
輸入時期、農薬検査など厳しい基準を満たしたにんにくのみを使用しているそうです。
無臭にんにくを謳っているので臭いが気になる方にも。
Follow @mochimochisan28
放置して芽が出ちゃったにんにくが
たくさんあって困っていたのですが、
てんぷらだとおいしいんですね!
やってみます!
>ななななしさん
コメントありがとうございます。
放置してると芽が出てしまう事ってありますよね~
天ぷらにして塩で食べるとめっちゃ美味しかったですが、豚肉なんかと炒めても美味しかったです。
何故か芽が出ている方が臭いも控えめで良い感じでした。
美味しく食べられる事を祈っておりますヾ(*´ω`)ノ
にんにくについての丁寧な記述、大変参考になります。自分も水耕栽培をしてみようかなと思います。ありがとうございました。
>なかのさん
コメントいただきありがとうございます。
気軽に栽培できないかと思って書いた記事でしたが、少しでも参考になれたのでしたら幸いです(^^♪
おいしいニンニクがたくさん収穫できるように祈っています(*’ω’*)
昨日、佐賀へ出張に行った際に
某お寿司やさんで食べたにんにくの天ぷらが美味しく、
ググっていたらここにたどり着きました(笑)
にんにくのビジュアルがまさにそのままだったので感動しましたよ!
安いにんにくで出きるものなのですねー
是非とも真似させていただきます( ´∀`)
>たけさん
うわー!( ;∀;)読んでくださった上に、コメントまでありがとうございます(^^♪
佐賀に行かれたとの事ですが、雨の影響など大丈夫でしたでしょうか。
にんにくの天ぷらを出しているお寿司屋さんがあるのは初耳でした!
お店の揚げたてもすごく美味しそうですね。
家でやるときはニンニクの肌がスベスベしていて衣が付きづらいかもしれませんが、まばらに素揚げになってても美味しかったです!
美味しいニンニクの天ぷらが食べられる事を祈っています(*^-^*)
早速、ご返信いただき恐縮ですー
私が行ったところは佐賀駅近辺で
浸水被害の傷あとは至るところで目にしてきました。
まだまだ大変なところもあるそうですので
被災された方々の一日も早い復興を心から願うばかりです。
いやー揚げたてはほんとに美味しかったですねー
お店の味が再現できるか不安ではありますがチャレンジしてみます!
ありがとうございます!
私もやってます。外側のパリパリした皮だけ剥いてバラさずに丸ごと水をはったコップの上に置いてるだけですが、全部の粒がぐんぐん伸びて今は25センチほどになってます(二週間経ってます)水替えはコップを傾けてニンニクをのせたまま古い水をこぼして新しい水を満たしてやるだけです。簡単なので毎日やってます。
>ワンチャイさん
コメントいただき誠にありがとうございます(^^♪
その方法、かなり楽そうで良いですね~。25センチ、すごいですね!
確かに、バラさずにやった方が手間もなさそうですし、水も換えやすそうですね。
私も次はその方法でやってみます。
面白い育成方法を教えていただきありがとうございます~!!(#^.^#)